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10月29日(土)、地震発生に伴い、東北電力株式会社女川原子力発電所で汚染・被ばく傷病者が発生したという想定の下、傷病者への対応訓練を実施しました。
当院に搬送された傷病者へ除染、医療処置を施した後、さらに内部被ばくの恐れがある為、仙台市の医療機関へ搬送するという一連の流れを検証しました。訓練に参加したスタッフは、防護具の着用や傷病者への対応手順について一つ一つ確認、訓練後には意見交換を実施し、反省点や課題を抽出しました。
当院は、東北電力株式会社女川原子力発電所から30キロ圏内にある最も近い原子力災害拠点病院であり、汚染・被ばく傷病者への対応とそのための訓練や研修を行うことが義務付けられています。また、受け入れ体制の充実を図ることを目的に原子力災害時緊急時医療施設も建設中であることから、今後も関係機関と連携を図り定期的に訓練、研修を重ね、万が一の事態に備えてまいります。
▲受け入れ前に流れを確認する医療スタッフ
▲汚染部位を検出するため傷病者を測定する放射線技師
▲汚染部位を除染する医療スタッフ
▲内部被ばくの恐れのある傷病者を仙台の医療機関へ搬送
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