現在募集はありません。
必ずしも関連大学に入局する必要はなく、自分の思い描くキャリアにあった専攻医研修ができます。
期間も自由に決めることができ、診療科をまたいだ研修も可能です。専攻医研修終了後も全国でOB・OGが活躍しています。
内科専門研修プログラムと、消化器内科、呼吸器内科、循環器内科、血液内科、脳神経内科、腎臓内科サブスペシャルティプログラムは連動研修が可能です。
また、当院は以下の外科修練・認定・実施・教育施設です。
・外科専門医制度修練施設
・腹部ステントグラフト実施施設認定
・消化器外科専門医修練施設
・食道外科専門医準認定施設
・浅大腿動脈ステントグラフト実施施設
・胆肝膵外科高度技能専門医修練施設B
・胆道学会指導施設
・乳癌学会専門医制度認定施設
・呼吸器外科専門研修基幹施設
・小児外科学会教育関連施設B(東北大学小児外科)
職員の学ぶ意欲にこたえる環境を整えています。
病院から規程に基づいた旅費・参加費などの助成もあり、自身のスキルアップには欠かせない学会や研修会にも参加可能。近年、臨床研修医は海外研修にも積極的に参加しています。
院内では外国人講師による英会話教室も開催しており、今後さらにグローバルな活動が展開されるでしょう。
東日本大震災で地域の災害医療を担った当院。
日頃から災害に備えて訓練をしており、津波被害により医療機能が停止した石巻医療圏の最後の砦として、冷静な判断と迅速な対応が出来ました。
古くは昭和35年のチリ地震津波から、平成7年の阪神淡路大震災や平成20年の岩手・宮城内陸沖地震など、災害発生時には多くの救護班を派遣。現在も震災の経験を踏まえ、レベルアップした研修会や訓練を開催しています。平成28年に発生した熊本地震では当院から研修医を含む救護チーム4班を派遣。被災した熊本赤十字病院の診療支援として、研修医6名を派遣しました。令和6年1月に発生した能登半島地震では、専攻医がリーダーとして活動した救護チームを含む8班を派遣。専攻医3名、臨床研修医5名が救護活動を行っています。(令和6年2月20日現在)
さらに、港や航空自衛隊松島基地が近いこと、ヘリポートが完備されているなどの条件が整っているため海上保安庁から洋上救急への出動要請があります。地域のお祭りやプロ野球の救護所運営、ファンライド形式の自転車イベントでの救護などにも参加し、地域との結びつきが強く多様な経験を積むことができます。
診療科
|
種別 |
病院名 |
---|---|---|
内科(定員:8名) |
連携病院 |
東北大学病院、山形大学医学部付属病院、松山赤十字病院、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院、大崎市民病院、熊本赤十字病院、伊達赤十字病院、釧路赤十字病院、北見赤十字病院、浦河赤十字病院、置戸赤十字病院、清水赤十字病院、原町赤十字病院、相模原赤十字病院、伊豆赤十字病院、多可赤十字病院、高知赤十字病院 |
特別連携病院 |
気仙沼市立病院付属本吉病院、南三陸病院、登米市民病院、米谷病院、女川町地域医療センター、石巻市立病院、牡鹿病院、雄勝診療所、涌谷町国民健康保険病院 |
|
外科(定員:3名) |
連携病院 |
東北大学病院、大崎市民病院、気仙沼市立病院、仙台市立病院、浦添総合病院 |
基幹病院名
|
診療科 |
---|---|
東北大学病院 ※基本領域のうちリハビリテーション科、精神科、臨床検査以外 |
内科、外科、産婦人科、麻酔科、泌尿器科、救急科、小児科、整形外科、形成外科、皮膚科、脳神経外科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、病理、総合診療科 |
東北医科薬科大学病院 |
内科、泌尿器科 |
山形大学医学部付属病院 |
内科 |
熊本赤十字病院 |
内科 |
高知赤十字病院 |
内科 |
仙台赤十字病院 |
内科 |
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 |
内科 |
大崎市民病院 |
内科、外科 |
浦添総合病院 | 外科 |
東海大学医学部付属病院 |
総合診療科 |
石巻市立病院 |
総合診療科 |
涌谷町国民健康保険病院 | 総合診療科 |
おうちにかえろう。病院 | 総合診療科 |
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院 |
病理 |
当院の専攻医プログラムに興味をもっていただきありがとうございます。
私は当院で初期研修を行い、3年目からは内科専攻医として主に循環器内科に所属しています。石巻医療圏の中枢を担う医療機関であり、common diseaseから稀な疾患、重症疾患まで多くの症例を経験できます。
循環器領域では、急性冠症候群に対する緊急カテーテルはもちろんのこと、PCPSやIABP、人工呼吸器などを含む重症管理を行い、日常業務ではカテーテル検査や治療、ペースメーカ植込み術などを上級医の指導の下、主治医として行っています。また、私の場合は月に3-4回程度の救急当直もあり、内科緊急疾患への対応力も同時に身につけることができます。基本的には自分で考え、自分で動くことを求められる病院ですが、分からない時は診療科の垣根を越えてすぐに頼れる環境があります。指導医の先生は大学での臨床経験を積まれている先生も多く、アカデミックな考え方も学べます。
3年目でどのような研修で何を学ぶのか迷いがある方もいらっしゃるかもしれませんが、今後、さらに高齢化が進む中で総合的な内科力が必要とされてくることは避けられないと思われます。医学生の皆さんは初期研修から、初期研修医の皆さんは3年目から内科医としての礎を当院で築いてみませんか。
私は東北大学の出身で、学生生活のほとんどをバスケットボールに費やしました。空いた時間はアルバイトか飲み会をしていたように思います。東北大学病院での2年間の初期研修を終了し、当院の外科プログラムで研修をさせていただいています。私がこの病院を選んだ理由は以下の3つです。
最も重視したことは、実際に手を動かせるかどうかということでした。ラパ胆やTAPPは後期研修医が担当することがほとんどです。学年が進むにつれて、大腸や胃の手術も行うようになり、血管や甲状腺などの執刀の機会もあります。最後の年になると、興味のある分野の、より専門的な手術の機会を与えてもらえます。
2つ目は独立したプログラムであるということです。系列は東北大学ではありますが、卒業後の進路の選択は自由です。大学院で研究を行うこともできますし、その他の病院での修練を積むこともできます。
3つ目は幅広い分野の症例を経験できることです。当院の外科プログラムは、外科・乳腺外科・呼吸器外科での研修が行えます。外科には消化器外科だけではなく、血管外科も含まれていて、AAAなどの大血管から、内シャント増設などの末梢血管の治療も行っています。
まずはメールでもいいのでぜひ連絡をください。具体的な症例の内容や件数、生活の様子に関して共有させていただければ幸いです。ぜひ一緒に働きましょう。